代表挨拶
お金や土地は先祖代々の「想い」が込められた大切なものです。そして、それらはその方が「生きた証」です。私は人の「生きた証」を後世に伝えるために税理士をしています。
幼いころ、なんでも願いをかなえてくれる母方の祖父が大好きでした。しかし、残念なことに母のきょうだいは仲が悪かったため、私はずっと「祖父が亡くなったら、祖父の生きた証も思い出もなくなってしまうかもしれない」という不安を抱えていました。
その後祖父は他界したのですが、驚いたことに母のきょうだいはこぞって泣き、争うこともなく形見分け。今では親せきで集まると、決まって在りし日の祖父をしのんでいます。祖父の存命中はあれこれ不安に思っていましたが、結果的には私の取り越し苦労だったわけです。
しかし、税理士になっていろいろな相続のご相談を受けるうちに、これは稀なケースだったことを知りました。世の中の相続は、いわゆる「争族」に発展するケースが多いのです。
実は「相続」というのは仏教用語で、「相」というのは“姿”、つまり“存在そのもの” “有り様”のことで、「続」というのはそれが“続いていくこと”を意味します。広い意味でとらえるならば、今を生きている私たちもまた、ご先祖様からの命を受け継いだ「相続の証」と言えるかもしれません。
今日、相続というと「遺産相続」「財産分与」を思い浮かべる方がほとんどでしょうが、私は本来の「心の相続」に立ち返り、故人の「生きた証」を受け継いで、家族みんなで仲良く暮らせるお手伝いをしたいと思っています。
事務所紹介
お客様の心と体の健康、そして財産を守るために設立された、日本で唯一の調剤薬局を併設する税理士事務所です。
あまり知られていませんが、税理士には専門分野があり、当事務所は日本でも数少ない相続を専門とした税理士事務所です。
相続とは先祖代々の生きた証です。相続を通じてご先祖様の思いを知り、ご先祖様の生きた証に触れることで、残されたご家族がますます絆を深め、その証を次世代へとつないでいくお手伝いをしています。
相続は、関わる税理士によって支払う税や手元に残せる財産が大きく違ってくるだけでなく、残されたご家族の気持ちや関係性にまで影響を及ぼします。円満な相続の鍵は、税理士選びにかかっていると言っても過言ではないでしょう。
当事務所では、弁護士や司法書士などの各種専門家と連携を取りながら、相続対策、相続税申告、相続対策セミナー、遺言書作成、事業承継など、お客様の円滑な相続をサポートします。
理念
「想い」を受け継ぐ相続の実現
行動指針
１．我々の第一の責任は、顧客に対するものである
お客様一人ひとりのニーズに応えるため、我々の提供するサービスは常に高い水準でなければならない。
２．我々の第二の責任は、共に働く全社員に対するものである
社員一人ひとりが個人として尊重され、受け入れられる職場環境を提供しなければならない。
社員は安心して仕事に従事できなければならず、仕事を通して目的意識と達成感を得られなければならない。
社員は組織に対して自由に提案し、意見ができなければならない。
３．我々の第三の責任は、地域社会に対するものである
我々は良き市民として健全な価値観を有し、有益な社会事業に貢献し、社会の発展に寄与しなければならない。
プロフィール
薬学部を卒業後、薬局に薬剤師として勤務。情熱を持って仕事に励み、処方箋の内容について疑問があるたびに医師に問い合わせていたところ、社長から「医師のプライドを傷つける行為だ。薬局の経営に響くので止めてほしい。」と注意を受ける。
薬の知識で人の健康に貢献することが薬剤師の本分なのに、その本分や志よりも経営を優先させる社長の姿に失望。しかし、これは薬局に限らず、独立したクリニックの医師も同じ状況であることが容易に想像できた。
目指す医療があっても、まずは経営を成り立たせないといけないため、存分に理想を追求できない。それが上司からの圧力で思うように働けない自分自身のジレンマと重なった。
お金や経営のことを専門的にサポートしてくれる人がいれば、医師や薬剤師も医療に専念できるのではないか。そこで、ひらめいたのが“税理士”だった。一薬剤師でいるよりも税理士になった方が地域医療に貢献できる！！と、ここでも一直線な性格のままに税理士試験を受験。合格。
他の税理士とは異なる経歴を持ち、ここに至るまでにかなりの回り道を経験したが、その全てが糧となっている。また、一見無駄と思われる資格も、ひょんなときに税理士の仕事に役立つことがあり、自身の強みになっている。
とにかく仕事が好きで、ずっと仕事をしていても苦にならないが、息抜きに自分で挽いた豆でコーヒーを入れて飲むのが楽しみ。また、好奇心が旺盛で、将来は操縦士の資格を取って、飛行機で自由に空を飛びたいと思っている。
「アイさくら相続医療会計事務所」代表
大楠咲希
